技術者視点から医療への問題提起

人の命を預かるハイリスクな部分をいかに機械制御していくかが今後の課題となってくるであろう医療の未来、IT技術者と医療現場がともに歩み寄ることが今求められています。東日本大震災を経験したからこそできる独自のアプローチで様々な健康・危機管理のアプリケーションを生み出しています。

現在Eyes, JAPANでは、医療産業集積プロジェクトに積極的に参加し、ITを使った様々な医療アプリケーションを開発し、患者に自分自身に関する情報をもっとコントロールを可能にする技術を開発しています。



実績紹介

災害医療・救護におけるIT活用 モバイル・アセスメントシステム「SCAT-GM」

Eyes, JAPANでは以前から医療分野に携わっていた関係もあり、東日本大震災を機に災害医療に関するシステム開発・コンサルタントを行っております。東北大学病院様と共同で研究開発している避難所のモバイル・アセスメントシステム「SCAT-GM」はシステム設計や、災害医療時の隊員のUX調査、防災訓練によるUIテストなどシステムからデザインまで一括して研究開発を行っています。



医療Hackathonの開催

医療Hackathon 医療の情報共有、創発的な開発者コミュニティ形成のため、Eyes, JAPANは医療Hackathonを開催しています。 Hackathonについて

Hackathonへの参加は医療従事者だけではなく、開発者、デザイナー、セキュリティエンジニア等、アイディアを持った様々な人々が集います。
参加者が医療に関するアイディアやセキュリティの問題を積極的に出し合うことにより、被災地である福島から新しい医療を創造します。



iPhoneアプリケーションの開発

より身近なアプローチとして、iPhoneアプリケーションを開発しました。
患者さんが、自分自身に関する情報を従来以上にコントロール可能にする仕組みをご提案します。

花粉症日記
花粉症の症状について日記を書くアプリ

自分の花粉の症状(くしゃみ、鼻づまり等)を記録して管理するアプリです。
現在地の花粉の量や気象情報は、会津大学先端情報科学研究センターが提供している精度の高い気象データを使用しています。(現在東北地方周辺一部地域のみのご提供)

あなたの透析記録 lite
透析治療の記録を付けるアプリ

日々の透析治療の記録をつけ体内の水分量等の状態を知ることで、自己管理の改善に繋げることを目的としています。
また、災害時や緊急時などかかりつけの病院に行けない場合でも、この透析記録を医師に見てもらうことで、適切な透析治療を受ける手助けをします。

災害時トリアージシステム
3.11の経験から生まれたアプリ

大型災害での負傷者の人数把握に特化しています。様々な情報をマップ上に表示でき、医師は患者の位置情報や状態・必要な医療器具などの情報を共有できます。また、患者がSOSを発信することも可能です。
電波のない場所でも、近くにユーザーがいれば電波のある場所までデータをバケツリレーのように運び、共有することが可能です。



医療用3DCG映像の制作

3DCG映像イメージ 3DCG技術や立体視、モーションキャプチャーを取り入れた医療動画を制作しています。
活用シーンは、医大などでの授業教材や、医師が患者さんの理解を得るためのコミュニケーションツール等が挙げられます。3DCGは人体を透かして血管や臓器の位置を見せる等、人体の構造を分かりやすく表現できるため理解を深める手助けになります。

また、モーションキャプチャーではリハビリなどの回復経過を数値で表すことができ、成果をデータ化・可視化できるという魅力があります。